
こんにちは、えまです。プロフィールはこちら
「子育て中に開業なんて、本当にできるの?」
「失敗したらどうしよう。お金なくなったら怖い」
「そもそも私にできることなんてあるのかな?」
もし今、そんな不安を抱えているなら——それはごく自然なことです。
というより、私もまさに、そう感じていたひとりでした。
でも、いまの私は、子育てをしながら、行政書士・社労士として在宅開業し、補助金を活用して事業を運営しています。
講師のお仕事をいただくこともありますし、子どもの送り迎えや習い事の待ち時間に、カフェでパソコンを開いて仕事をすることもあります。
つまり、「ママだからこそ、自分のペースで働くこと」が現実にできるようになったのです。
今回は、私がどうやってこの働き方にたどり着いたのか、そして「なぜ、ママでも開業できるのか」について、経験を交えてお話ししたいと思います。
■ 順調なスタート、でも「不満」と「不安」が膨らんだ
2014年、私はいわゆる「できちゃった結婚」で専業主婦になりました。
翌年には出産し、「結婚→出産→子育て」と、人生のステージは順調に進んでいったように見えました。
でも、思い描いていた理想の家庭と、現実は少しずつズレていきました。
当時の我が家は、生活費はギリギリ。
夫は自分の稼ぎの大半を自分でキープし、わたしには最低限しか渡してくれませんでした。
私が自由に使えるお金は、ほとんどありませんでした。
あるとき、友人の結婚式に出席する際の費用を夫に相談したら、返ってきたのは「なんで俺が払うのかわからない」という言葉。
なんて言っていいかわからないけど、絶望って言ったらいいのかな。失望っていうのかな。
「私、ここまで我慢してるのに…」
「子育てして家のことも全部やってるのに…」
そう思うたびに、胸の中で“何か”がくすぶるようになりました。

この状況は誰もがもう終わったって感じると思う。。
■ 専業主婦でい続けていいのか?という疑問
将来が急に怖くなったのは、その少しあとでした。
「このまま、夫の収入だけで生きていくのって、本当に大丈夫?」
「もし夫に何かあったら? 離婚することになったら? 私と子どもはどうなるの?」
そんな不安が心を占めるようになり、「自分にも稼ぐ力が必要だ」と強く思うようになりました。
もちろん、パートなどで働きに出れば翌月には給料がもらえることも分かっていました。
けれど、私の心はどこかで「もう人に雇われたくない」と感じていました。
朝から晩まで職場に拘束されて、子どもとの時間を失ってまで働く意味って何だろう?とも思っていました。
■ なぜ“士業”を選んだのか

女性の起業というと、美容系(ネイル・エステ・アロマ)などが王道かもしれません。
でも、私はまったく興味が持てませんでした。
器用でもなければ、メイクも得意じゃないし、肌の知識もゼロ。そんな私が美容で独立するのは現実的じゃないと思いました。
そんなとき、ふと「資格を取る」という選択肢が浮かびました。
実は私は法学部出身で、OL時代には公務員試験の勉強をしていたこともあり、法律に対する抵抗感はあまりなかったのです。
「これなら、いけるかも。」
そう思って選んだのが行政書士でした。
育児の合間、限られた時間の中で、2か月ほど集中して勉強し、なんとか一発合格。
その後さらに社労士の資格も取得し、ダブルライセンスで開業することができました。
■ 子育て中でも、できた工夫
当然ながら、子どもがいると自分の時間は本当に限られます。
私も「机に向かって勉強」なんて贅沢なことはできませんでした。
だから私は、とにかく「耳」と「スキマ時間」を最大限に使いました。
- 子どもが寝た後に毎日1〜2時間勉強
- 料理中や掃除中に、iPhoneのボイスメモで録音した内容を聞く
- トイレ中も(笑)テキストのPDFをスマホで読み返す
要するに、「生活の中に勉強を埋め込んだ」という感覚です。
他の人より時間がないなら、工夫するしかない——それが私のやり方でした。

とにかく時間の捻出が最重要任務って感じでした
■ お金の不安は「制度と戦略」で解消できる

開業に踏み出せない理由の多くは「お金」だと思います。
「失敗して赤字になったらどうしよう」
「そもそも、元手なんてない…」
でも私が意識したのは、こういう考え方です。
「失敗しても、最低限の生活は保障されてる」
旦那がいれば、最悪失敗しても衣食住には困らない。
独身時代には持てなかった“安心感”があったからこそ、むしろ今こそ挑戦するチャンスだと考えました。
もちろん、なるべくお金をかけずに始める工夫はしました。
- 補助金を活用(小規模事業者持続化補助金など)
- 自宅開業で初期費用ゼロ
- 名刺はネット印刷、ホームページは自作
- 仕事道具はパソコンとスマホだけ
最初は「小さく始めて、大きく育てる」でいいと思います。
無理して借金したり、事務所を借りる必要なんて全くありません。

最初は「超ミニマム」でいいの。失敗は怖いって思っていていいと思う。
■ 在宅で仕事ができるって、最高の強み
資格を取ってからは、少しずつですが依頼が来るようになりました。
今ではパソコンと電話があれば、どこでも仕事ができます。
子どもの習い事の待ち時間にカフェで仕事、土日に予約を受けず、平日だけ稼働、家庭の状況に合わせて、自分のスケジュールで動ける働き方は、「わたし時間」を最優先できる働き方そのものです。
■ 伝えたいこと
このブログでは、私自身の体験をもとに、
- 子育て中でもできる開業のステップ
- 扶養と社会保険の壁の乗り越え方
- 補助金や制度の活用法
- 自宅でできる仕事のつくりかた
- ママに合うビジネスの見つけ方
などを、等身大で発信していきます。
特別なスキルやセンスがなくても、自分の「やってみたい」を形にすることは、十分可能です。
まずは「自分に何ができるか」「何が苦じゃないか」を考えることから始めてみてください。
生活の一部として続けられることこそ、ママ起業の成功のカギだと思います。
どうか、「やってみたいけど、私なんて…」と諦めないでください。
あなたにも、絶対にできる。
そのことを、私はこのブログを通じて何度でも伝えていきたいと思っています。

自分は絶対できるという気持ちと、正しい努力がきっと実を結ぶよ!