「わたし時間で始めるママの開業戦略」運営者・えまです
はじめまして。このブログをご覧いただき、ありがとうございます。
「わたし時間で始めるママの開業戦略」を運営している、社会保険労務士・行政書士のえまと申します。
現在は、子育てをしながら行政書士・社労士として個人でお仕事をしています。
4年前には合同会社を立ち上げました。
おかげさまで、少しずつですが講師のお仕事もいただくようになり、開業当初とは比べものにならないほど、仕事も自分の人生も前に進めるようになってきました。
でも、ここに至るまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
むしろ、スタートは「何も持っていない専業主婦」だった私が、なぜこうして仕事と子育てを両立しながら資格を活かせるようになったのか——。
少し長くなりますが、そんなお話からさせてください。

昔はわたし。「なんか自営ってかっこいいし領収書切ったら飲食し放題なのかな」状態の人でした。恥ずかしい。
■「できちゃった結婚」で専業主婦になった私
私が結婚したのは、2014年のこと。いわゆる「できちゃった結婚」でした。
当時はまだ会社勤めをしていましたが、妊娠・出産を機に退職。
夫の収入で生活することになり、いわば“専業主婦”のスタートを切ったのです。

当時はなりたくてしょうがなかった憧れの専業主婦でした!
2015年に無事出産。可愛い我が子に会えて本当に嬉しくて、毎日が新鮮で、幸せでした。
けれど——子育てに慣れてきた頃、少しずつ自分の中にある“違和感”に気づくようになりました。
■夫への不満、そして「このままでいいのか」という焦り

家計はすべて夫任せ。私は家事と育児。
そんな「よくある家庭像」かもしれないけど、やっぱり私は不満でした。
決して多いわけでもない決まった金額しかもらえず、私はその中でやりくりをしなければならない中、夫は人におごったり自分の好きなものを買ったり。
私にもプレゼントしてくれるけど、それ私の好みじゃない。
そんな無駄使い必要ある?なんでこっちは好きなものも買えずに過ごしてるのにこの人だけ好き勝手やってるの?
疑問しかなかったです。
それが少しずつ積もり積もって不満に変わります。
ふと気づけば、夫との会話は減り、育児の協力も不十分。
子どもの成長を支える実感はあっても、「私は社会から切り離されている」という孤独感が日に日に大きくなっていきました。
何より、自分に“経済力がない”ことへの強い不安がありました。
「もし夫が倒れたら?」「離婚ってなったら?」
そんなことがあるかどうかはわからないけれど、何かあったとき、私には“自分一人で子どもを守る力”がない。
このままで本当に大丈夫?
その答えは、「NO」でした。
■資格にすがるように、勉強を始めた日々
私が最初に勉強を始めたのは、行政書士の資格でした。
2016年、子どもはまだ1歳。
昼間はまとまった時間が取れず、勉強はほぼ毎晩子どもが寝た後に。もしくは子どものお昼寝時間。
もともと法学部出身で、会社員時代には公務員試験の勉強をしていたこともあり、法律にはある程度なじみがありました。
ただ、出産・育児のブランクで少しずつ遠のいていた世界だったので、改めて「資格として形にしたい」という気持ちで行政書士試験にチャレンジ。
とはいえ、育児の合間にまとまった時間が取れず、勉強期間は2か月ほど。子どもが寝ている間や、夜中の時間を使って集中して勉強し、合格をつかみ取りました。
そして——なんとか行政書士試験に合格。
あのときの喜びは、今でも忘れられません。

合格点はギリギリだったけどねw
■次の一歩へ。社労士資格取得へ挑戦
行政書士として「よし、ここからだ」と思うけど、これじゃ足りない。
と思った私は、今度は「社会保険や労働法の知識も必要だ」と感じるようになります。
子どもを育てながら働く女性の悩みや、家庭と仕事の両立の壁に真正面から向き合うには、もっと広い視野と制度の理解が必要だと気づいたからです。
2017年1度目の社会保険労務士試験に挑戦するも失敗。
今後の家事や育児の負担も考えるともう失敗できない…と思って挑んだ翌年2018年。
1日1時間でも勉強を積み重ねました。
合格通知を受け取ったとき、「ようやく“自分の人生”が動き出した」と実感しました。

自分で勝ち取った努力の結晶って感じでした。
■育児と仕事の両立。だけど、私には「わたし時間」がある

もちろん合格しただけじゃ仕事にならない。むしろ勝負はこれから。
資格を活かして、私は在宅中心の形で行政書士・社労士として開業しました。
最初は小さな相談が1件ずつ入るところから。
最初の仕事は、意外なことに全く業界に関係ない幼馴染の親友が持ってきてくれました。
「たまたま昨日合コンしていた人がこれからレンタカーの事業をやりたいみたいだから、行政書士探してるって!」
まじ?そんなことある??(笑)
という感じでその方のお仕事をさせていただき、初報酬をもらったときは本当に嬉しかったですね。
それから少しずつ信頼をいただき、補助金申請のサポートや就業規則作成、開業支援、女性向けセミナーなどの依頼が入るようになりました。
最近では、講師として登壇することも時々あります。
でも、あくまで軸は「ママである私」と「仕事をする私」の両立。
無理に大きくすることはせず、“わたし時間”を大切にしながら、少しずつ育ててきました。
■このブログを始めた理由
このブログを通じて伝えたいことはたったひとつです。
子育て中でも、あなたの人生は動かせる。
私は「何も持っていない専業主婦」から、ここまで来ました。
もちろん大変でした。
でも、「変わりたい」「動きたい」と思ったとき、小さな一歩を踏み出すことで、人生は本当に変わり始めます。
もしあなたが、
- 「このままじゃまずいかも」
- 「何か始めたいけど、何から?」
- 「開業って難しいのでは?」
- 「補助金って使えるの?」
- 「育児と仕事、両立できるのかな」
そんな悩みを抱えているなら、このブログを読んでほしい。
そして、「あなたにもできる」と感じてもらえる記事を書いていきたいと思っています。
■最後に
私は特別な才能があったわけではありません。
ただ「子どもを守れる自分になりたい」と思ったその気持ちが、人生を変えました。
このブログでは、行政書士・社労士としての知識と、ママとしての経験をもとに、
- 開業のはじめかた
- 扶養と社会保険のリアル
- 補助金の活用法
- 子育て中の時間術・ツール
- 開業してからの働き方
など、具体的で実践的な内容を発信していきます。
ここでの出会いが、あなたの「変わりたい」を支えるきっかけになりますように。

はじめの一歩さえ出してしまえばあとは動くだけだと思うの!