【第3回】開業届ってどう出すの?主婦でもできる超シンプル手順

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はじめまして。子育てしながら開業を叶えたママ行政書士・社労士のえまです。
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「開業届」って難しそう…と思っていませんか?

「開業したいけど、何から始めればいいのかわからない」
「“開業届”って、税務署に行くんでしょ?なんかハードル高そう…」

そんなふうに感じていませんか?
実は私も、開業届を出すまでは「大げさなもの」と思っていました。

でも実際にやってみたら——拍子抜けするくらい簡単だったんです。

この記事では、私自身の体験をもとに、子育て中の主婦でもできる「開業届」の出し方を、わかりやすく丁寧に解説します。


【1】開業届とは?出す意味あるの?

✔ 開業届=「個人事業主です」と国に伝える届出

開業届とは、「私は個人で事業を始めます」と国(税務署)に申告するための書類です。

提出することで、正式に“個人事業主”として活動できます

✔ 出すメリットってなに?

  • 青色申告特別控除(最大65万円)を受けられる
  • 屋号(ビジネスネーム)を使って口座開設ができる
  • 補助金・助成金の申請に使えることが多い
  • 社会的信用(名刺や契約書への記載)がアップ

特にママ起業の場合、「扶養の範囲で収めたいのか」「きちんと稼ぎたいのか」で判断基準が変わります。

私はきちんと稼ぎたかったし、補助金を活用するつもりだったので、迷わず出しました。


【2】開業届の提出方法は?流れを超シンプルに解説

📋 ステップ①:「個人事業の開業・廃業等届出書」を用意する

🖊 ステップ②:記入する内容(主なポイント)

項目書き方のヒント
氏名・住所・電話番号本人情報をそのまま記入
屋号なければ空欄でもOK(あればビジネス用の名前を)
職業「ライター」「コンサルタント」「飲食業」など
開業日実際に業務を始めた日でOK(だいたいで大丈夫)
所轄税務署名・提出先住民票のある地域の税務署

★注意:青色申告をする場合は「青色申告承認申請書」も一緒に提出してください。これは出さないと65万円控除を受けられません。


【3】提出方法は3つ!どれでもOK

  1. 税務署へ直接持参(窓口でハンコをもらえるので確実)
  2. 郵送(控え用にコピーを同封+返信用封筒)
  3. 電子申請(e-Tax) → マイナンバーカード+カードリーダー等が必要

私は当時まだe-Taxすら知らなかったので、子ども連れで税務署に直接提出しました。
10分くらいで終わったので、想像よりずっと簡単でしたよ!

これでイチ「代表者」になれたの?ってあっけない感覚でした。

【4】扶養に影響する?主婦なら知っておきたいポイント

開業=即扶養から外れる、というわけではありません。

でも、以下の条件に該当すると影響が出ます。

種類条件扶養から外れる可能性
健康保険の扶養年収130万円以上(目安)あり
配偶者控除・特別控除年収103万〜201万円で段階的に減少減額の可能性あり

ポイントは、「売上」ではなく**“所得”=売上−経費**で判断される点。
私はこの点をかなり意識して、「まずは年間100万円くらいを目標」にしました。

※このあたりの詳細は、後日「扶養と開業」の記事で詳しく書きます!

【5】開業届に関するQ&A

Q. 開業届は絶対に出さないといけませんか?

A. 法律上は“義務”ではありませんが、出した方がメリットが大きいです。
補助金申請・屋号口座・青色申告などを考えているなら、提出をおすすめします。

Q. 失敗したらどうなるの?やめてもいいの?

A. 開業後にやめたくなったら、「廃業届」を出せばOK。
特に罰則やペナルティはありませんので、「とりあえず出してみる」でも大丈夫です。


最後に:迷ったら、とりあえず出してみよう!

開業届って、やってみるとびっくりするほど簡単です。
出すだけなら無料だし、取り消しもできる。

「悩んで何もしない」より、
「やってみてから考える」ほうが絶対に前に進めます。

私も、最初は不安だらけでした。
でも、実際に動いてみてわかったのは、「動いた人にしかチャンスは回ってこない」ということ。

今のあなたにできることから、はじめてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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