「ある日届いた“厚すぎる封筒”が、夫の借金1400万円を暴いた日」

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こんにちは、えまです。プロフィールはこちら

ただいま夫と別居すべく準備中です。


違和感しかなかった封筒

ある日の夕方、いつものように仕事から帰り子供のお迎え前にちょっと一息つこうと思い帰宅。

何気なくポストを覗いたら…

その中に、異様な存在感を放つ長3封筒。

パンパンに枚数の多いA4用紙を三つ折りにして詰め込みすぎて、封筒の形がいびつに歪んでいた。

差出人は東京都内の住所と「◯◯」という苗字だけ。会社名も書いていない。

だからといって個人間のお手紙ってわけでもなさそう。

なぜなら、しっかりと封印されているから。

日ごろから書類を扱う仕事をしている私だからこそ、この違和感にゾワッとした。

そして封筒に記載されている住所を検索してみると、某弁護士法人のオフィスのよう。

「これは、ただの手紙でもDMでもない…何かある。」

これは何か臭う…と仕事柄の勘が働きました。というか弁護士からの書類とかもうね。。


夫宛の封筒──私は開けられない

私は宛名の人間ではないので、当然開封はできません。

でも、この不自然な郵便物をそのまま見過ごすこともできません。

その変な封筒の裏表の写真だけをスマホで撮り、夫の目に入るように玄関の台に置いておいた。


およそ10日後の発見:まさか、本棚にそのまま!?

忘れかけた頃のある日、ふと夫の本棚を見た。

そこに先日の例の封筒が、まるでDMかクーポンのように雑に突っ込まれていた。

「おっ、封が空いている。これは見なきゃダメだ。」

私は迷わず封筒の中を見ました。

はたして中身は!?


任意整理──その正体と驚愕の金額

中に入っていたのは、信販会社・カード会社など10社との「和解合意書」、「債務一覧表」、そして「分割返済計画表」なる書類でした。

だから封筒が分厚かったのか~!(そこじゃない)

ざっと目を通して、目を疑った。

債務総額:1,420万円

一瞬、脳がバグる。

「いやこれ、普通に自己破産の額じゃん…。」

しかもその金額、利息込みで月々の返済額はおよそ10万円弱。

弁護士を通じて若干の減額交渉はしていたようだけど、正直、焼け石に水

既に2年前に着手していたようで、もう債務がこの度確定しましたとの書類だったよう。

これから5年かけて、コツコツ返していくらしい。

でも…家庭を持っていて、子どももいるのに、その月額?無理だよね。

でもね、わたしも仕事をしているし、なんとなく借金には気づいていたから全然気にならなかったの。あ、やっぱりな。これで離れられるくらいにしか思わなかったね。

点と点が線でつながる:あの違和感も、すべて借金のせいだった

思い返せば、いろんな違和感があった。

■ 私が扶養を抜けたら「俺の税金が増えた」

私が仕事をはじめて、少し経つと売り上げも順調になったら旦那の扶養を外れた。

配偶者控除が外れたことで、夫の手取りが少し下がったらしい。

それを理由に、「俺の税金が増えた。生活費は減らした」と一方的に宣言。

扶養の外れた分なんて、月額で数千円程度じゃないの?

■ ディズニー旅行の「謎の10万円請求」

2年前の家族旅行、娘がいきたいというからディズニーに行こうと計画。

「旅費は自分でほしいんだけど、ダメ?10万なんだけど」と言われ、

内訳を見せてもらったら「ホテルと交通費で8万、残りは食費とかチケット代」と言う。

いやいや…、意味不明すぎる。

上記にもあるように、扶養外れて生活費減らしてきた(私のことを扶養と思いたい)くせに、旅行等のまとまったお金については援助を願い出るって何?

筋が通っていない。

収入の少ない専業主婦(と旦那は思いたい)に旅行代10万出せって何?

日ごろから家事育児協力していて金銭的にも協力しているような関係ならわかるけど、ウチ、家のこと全部わたし負担なんだけど。

■ 子どもの教育費に非協力的

習い事や塾、進学説明会など、子どもにかかるお金の話になると「俺の財布から出せない」「無駄じゃないか」と逃げ腰。

これら全ての裏に、この1,400万の借金返済があったとわかった。

しかも、間接的に私にもこの借金の返済を背負わされていたわけだよね。

冗談じゃない、一刻も早く逃げるべきだわ


任意整理は、家族を巻き込む

夫は任意整理をして「もう解決した、安心」とでも思っていたのだろう。

でも、そうじゃない。

借金はたとえ法的整理をしても、家庭の信頼までは整理できない

しかも、私に隠していた。

たぶん(いや絶対)弁護士に伝えていない借金が他にもあるはず。

この返済の5年間、子どもの成長期と重なり、中学高校と進む。

一番お金がかかる時期。

生活費が圧迫され、子どもの未来も奪われかねない。

正直、そんな人とこれからも一緒に生きていくなんてもう無理。

だって仮に5年後に借金完済出来てきれいになっても、こういうひとはまた同じことをやる。

絶対やるだろう。

この瞬間、私は「離れよう」と心に決めた

額が大きいとかそういうことではなく、ある種の病気みたいなものらしい。

人生の諸先輩たちが口をそろえて「絶対また(借金)やる」っておっしゃっておりました。

あなたのパートナーは大丈夫?借金問題を見抜くサイン

私のように、気づいた時には手遅れになる前に、以下のような兆候があれば注意してほしい。

兆候内容
お金の話を避ける給料日や支払いに関する話題を濁す
通帳や明細を見せたがらない「会社のルール」「お前に見せる筋合いが無い」などと理由をつけて隠す
クレジットカードを何枚も持っているしかも使ってる様子がないのに請求は多い
「お金が足りない」と言ってくる収入はそこそこあるのに金欠アピール
クレジットカードやETC利用を異常に嫌がる利用履歴を見られたくない可能性

うちの夫もだけど、結婚時から給与やお金について隠そうとする傾向のあるひとは、注意だな~。色々言えない理由があるのでしょう。

任意整理とは?

任意整理は、債務整理のひとつで、裁判所を通さずに債権者(カード会社など)と弁護士が交渉し、
利息カットや支払い額の減額を目指す方法です。

100万とか200万の債務があり、支払いに困ってしまった際に生活を立て直す手段としては有効です。

✔ メリット

  • 利息がカットされることが多い
  • 毎月の返済額が減る
  • 裁判所を通さないので手続きが比較的スムーズ

✔ デメリット

  • 信用情報に傷がつく(ブラックリスト)
  • 5年ほどは新たなローン・クレジットが使えない
  • 家族にバレるリスクが高い(書面や電話連絡)

夫が利用したのはこの「任意整理」でした。

金額的には自己破産してもおかしくない額だと思うけどね。

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もし不安を抱えているのなら早いうちに相談した方がいいよね。わたしのように放っておくと家庭崩壊もありえます。

終わりに:借金は、隠しても消えない

1400万円もの借金を隠しながら生活していた夫。

その代償として、私たちの信頼関係は完全に崩れました。

任意整理をすること自体は、責めることではないです。

今後の生活を再建するという意味では、必要なことなだと思うから。

でも、隠していたことが許せなかった。

借金問題は、放置すると家族まで壊します。

「もしかして?」と思ったときには、ぜひ一度だけでも確認してほしい。

そしてあなた自身や子どもを守るために、冷静に“現実”を見てください。


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