
~任意整理発覚後、私は静かに動き始めた~
こんにちは、えまです。プロフィールはこちら。
ある日突然、家のポストに届いた弁護士事務所からの封筒。
それが、私の人生の進路を大きく変えるきっかけになりました。
夫が、任意整理していました。
封筒には、カード会社10社との和解内容、債務額、毎月の返済スケジュール。
仕事柄、日頃から書類関係には敏感な私。
開封前に封筒の写真を撮り、開封後の中身もすべて記録。
それを見た瞬間、「ああ、やっぱりね」という感覚と、「これはもう終わりだな」という静かな決意が同時に押し寄せました。
ここから、私の「水面下の別居準備」が始まりました。

静かに、そして着々と準備をはじめます。
1. 住居の確保:分譲か、賃貸か
まず考えたのは「どこで暮らすか」。
夫とは一緒に暮らせない、でも娘の生活環境はできる限り変えたくない。
そのうえで、自分が仕事を頑張ってしっかり稼いでいく未来も考えて、最初に目を向けたのは「分譲マンション」でした。
新築で気になる物件を2件ほど内覧。
今住んでいる場所からは車で10分くらいで、市内中心部と場所も良いし、将来売却しても資産になる。
でも夢が広がる中で現実が私を叩き落とします(笑)
自営業で、これまで節税のために所得をギリギリまで下げてきた私。
ローン審査は厳しく、現時点の収入だけではとても通りそうになかったのでした。
マンションの営業担当からは「親子ローンという手もありますよ」と提案され、一瞬現実味を帯びましたが、最終的には父親からの助言が決め手になりました。
「娘(小5)が小学校を卒業するまでの1年半、環境を変えない方がいい。まずは賃貸が現実的じゃないか?」
確かにそうだ、と腹をくくり、塾への送り迎えにも便利だしということで娘の学校に徒歩で通える距離の賃貸物件を探すことに決めました。
一旦さよなら夢のマンション生活…

私も仕事をしているから校区外の学校に通わせて毎日車で送り迎えはきついのです。
賃貸探しはこちら
2. 両親への説明:任意整理の証拠と「背中を押してくれた言葉」
実家への相談は早い段階で行いました。
任意整理の書類に関しては、証拠として未開封の封筒の状態から開封後の中身まで写真に残していたため、父にはそれをプリントアウトして説明。
黙って資料に目を通した父は、一言。
「……これは無理だね。」
借金は病気のようなもので、簡単に治るものではない。
一緒にいても、苦しいだけだよ。父はそう言ってくれました。
母も「そりゃ出るしかないでしょ」とあっさり。
冗談で「やっとルンバを走らせられる部屋をゲットできる~」っていうと、
「そうだね!!やったじゃーん!」と明るく返してくれました。
実家のテレビも「持っていきな!」「物干しもあるよ?」
家族みんなが「よくぞ決断した」と言わんばかりの勢いで、支援モードに入ってくれました。

両親ポジティブすぎだし切り替え早くて笑うw
3. 別居までのスケジュール:水面下で少しずつ、確実に
今すぐに出ていきたい気持ちは山々。
でも現実には、娘の塾のテストが目前に控えていて、さらにその直後は塾の休業期間を狙っての娘との旅行の予定もありました(こんな時に…)。
なので、本格的な引越しは旅行後に決行することに。
それまでの間は、次のような行動を水面下で進めています。
- 賃貸物件の内見・申込・契約
- 婚姻費用の算定と資料作成(ChatGPT+弁護士に添削してもらう&相談予定)
- 荷物の整理・引越し業者の手配
- 家電や家具の買い出しと配送日調整
旅行から戻ったらすぐに、義父のもとに出向いて任意整理の書類を見せながら説明します。
そして、その数日後に両家の父にも同席してもらい婚姻費用の話し合いを進める段取り。
話し合いの夜、私はもう“今の家には戻らない”と決めています。
夜のうちに宿泊できる準備を整え、翌日か翌々日に夫が不在の時間帯を狙って引越しを完了させる予定です。
かしこいお引越し。
引越し屋
4. 別居にかかる費用シミュレーション
今回の別居は「逃げ出す」ではなく「自立する」ためのステップ。
だからこそ、必要なものを整えるための費用も、しっかりシミュレーションしました。
項目 | 金額(概算) | 備考 |
---|---|---|
賃貸初期費用 | 20~30万円 | 敷金・礼金・仲介手数料など |
家電購入 | 約50万円 | 洗濯機20万・冷蔵庫10万・オーブンレンジ5万・電気圧力鍋3万・ルンバ12万 |
家具購入 | 約25万円 | ソファ10万・テーブル3万・ベッド2人分で10万・その他小物など |
自動車 | 約250万円 | 子どもとの移動必須のため中古で検討中 |
合計 | 約350万円前後 | 引越し費用・日用品など含む |
実家から譲り受けるものもありつつ、それでもこれだけの出費がかかります。
でも、それでも今は「未来に必要な出費」だと割り切れる。
今までの“何に使われているかわからない支出”に比べたら、よほど健全です。
5. これからのこと:生活を、人生を、自分でデザインしていく

私は現在、自営業で仕事をしています。
これまで以上に仕事に力を入れ、家計を支え、娘との生活を守っていく覚悟があります。
別居はゴールではなく、新しいスタート。
自由が増える分、責任も増える。
でも、嘘や不安やごまかしのない生活は、きっと私の心を少しずつ軽くしてくれるはず。
さいごに:違和感を見逃さず、動き出す勇気を持ったあなたへ
別居や離婚は、他人にとっては「大げさ」と思われることもあるかもしれません。
でも、あなたの人生を生きるのは、あなただけ。
「なんかおかしい」と思ったら、その直感をどうか大切にしてください。
そして、自分と子どものために、静かに準備を始めるのもひとつの勇気です。
別居・離婚を視野に入れた準備中の方へ
私が実際に進めた「水面下の別居準備」について、今後もリアルな情報を発信していきます。
✅ 夫の借金が発覚した瞬間 → [リンク]
✅ 婚姻費用の算定方法と交渉術 → [記事リンク(準備中)]
✅ シングルマザーになってからの暮らしと収支公開 → [記事リンク(準備中)]
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