
こんにちは、えまです。プロフィールはこちら。
ある日、配偶者の任意整理が発覚しました。
弁護士から届いた封筒の中には、カード会社10社との和解書、月額約10万円の返済計画、総額1400万円超の債務。
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それでも、私はすぐに怒鳴ったり、泣き叫んだりはしませんでした。
感情的に動けば不利になることを、本能的に悟ったからです。
この日から私はしずか~に「水面下での別居準備」を始めました。
この記事では、同じような状況に置かれた誰かのために、私が行った準備、調査、交渉のすべてをお伝えします。
1. 両親にすべてを話す──「もう無理だよね」の確認作業
まず、私が行ったのは、自分の両親への相談です。
- 任意整理の書類をすべてスマホで撮影
- LINEや過去の金銭トラブル記録も併せて提示
両親は「これは無理だ」と即答。
私自身も薄々限界を感じていたものの、「他人の目」で見ても“普通じゃない”と判断されたことで、心が決まりました。
2. 義父に伝えるための資料作成(約1か月間)
① 所得証明の取得
婚姻費用の算定は年収ベースで行われます。 そのため、
- 夫の所得証明
- 自分の所得証明
を役所で早めに取得。
これが婚姻費用・養育費の交渉ベースになります。
我が家は収入差が大きいため、裁判所の算定表に基づけば10万円以上の婚姻費用請求が可能でした。

双方の収入によるから、早めに取得して確認だね
② 経済的に理不尽だったことの洗い出し
以下のような“金銭的モラハラ”の事例を洗い出しました
- 「足りなかったら言って」と言いつつ、友人の結婚式費用を出さない
- 「足りなかったら言って」と言いつつ、子どもの習い事に1円も出さない
- 配偶者控除が無くなったと無理やり理由をつけ勝手に生活費を減額
- ディズニー旅行は旅費だけ請求、旅程も相談なし(わたしはATMか?)
- 娘の矯正費用を「専門医に診てもらえ」と言ったくせに、支払いには知らん顔(やっぱりATM?)
- 結婚時のご祝儀が使途不明のまま
- 「結婚時に貸した300万円を10年後に330万円にして返す」と言ったが、10年経っても返金なし&こちらから言わなければ話題にしない
③ モラハラ発言の記録
- 聞こえるか聞こえないかの声で「死ね」と呟く
- 義母が倒れてからは「死ね」はいったん収まったが再発
- 「そんな死んでほしいの?」と尋ねたら「当たり前じゃない?」と平然
- そのやりとりを記録したLINE(知人向け)も保存済み
④ ガス代滞納とライフライン停止
今年だけで2回ガスが止まりました。過去を含めると4回。 家庭としての機能を果たしていません。
⑤ 経済的に乗っかる姿勢
私が仕事をしていても、その労力には無関心。
でも家計的にはしっかり依存。 その“無責任な寄りかかり”が日常化していました。
3. ChatGPT+弁護士で「婚姻費用シミュレーション」
資料がある程度まとまったところで、私はChatGPTに以下を入力
- 双方の年収
- 子どもの人数と年齢
- 教育費(塾・矯正・模試)
- 特別費用(進学イベント等)
- モラハラ・生活トラブル事例
これにより「婚姻費用の相場」や「慰謝料請求の可能性」「追加で請求できる費目」などのアドバイスを把握。
そのうえで、実際に弁護士に相談して精査してもらいました。
「これは請求しすぎ」 「ここはもっと加算していい」
と、客観的かつ実務的な視点で見てもらうことで、最終的な交渉資料が完成しました。

AIだけだとどうしても意見が偏ったり、ハルシネーション(嘘)を起こす可能性があるので、最後は専門家の目で確認してもらいます
4. 賃貸を探す|娘と二人で暮らす場所の確保
次に行ったのは「安全で穏やかな生活空間」の確保です。
- 学校まで徒歩で通える
- オートロック付き
- 家賃は駐車場込みで月10万円前後
条件に合う物件をネットで絞り込み、内見を経て、月内に契約予定です。
5. 引っ越し準備と話し合いスケジュール
✔ 引っ越し業者の手配
大きな荷物を運ぶ日程を仮押さえ。
夫の不在時に作業できるよう段取り。
✔ 義父・義妹に説明する日を設定
これまでの事実と、これからの生活について丁寧に伝えます。
✔ 義父に伝えたら、3日以内に話し合いを設定
あまり間を開けると、相手側の準備時間が長くなる。
悪いのは夫なのだから準備も何もないと思うけど、無駄に動かれても煩わしいので、そのリスクを避けるため「義父に説明したら3日以内くらい」に夫&私&私の父で婚姻費用の話し合いを行う予定です。

相手に考えるすきを与えません
話し合いを終えたその夜からは、もう自宅には戻りません。
新居か、実家に寝泊まりし、後日引っ越し業者と共に荷物を引き上げる形をとります。
なので、この日までにある程度きれいに片付ける必要があります(これが一番のハードルではないか!!!)。
6. 別居後の関係の線引き
夫とは「別居」という形を取り、親としての責任だけは果たしてもらいます。
- 学校行事には声をかける
- 父親として必要な場面には参加してもらう
- 義実家で行う娘の誕生日会は今後も継続
一線は引きながら、娘にとっての“父親”としての存在は維持させる方針です。
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まとめ:静かな準備こそ、強い武器になる
感情を抑え、淡々と準備すること。 それが、モラハラ気質のある相手や不誠実な配偶者には一番効果的です。
- 書類を集め
- 証拠を残し
- 相談の準備を整え
- 家を出る段取りを静かに行う
別居や離婚は“勢い”でやるものではありません。
普通の日常を送っていたと思っていたら突然別居を切り出されるというのはあまりに衝撃でしょう。
でもその結果になったのは自業自得としか言えないのです。
「生活を守る」「子どもを守る」ための冷静な行動こそが、あなたの未来を切り拓きます。
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