【公正証書作成】なにを盛り込む?

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こんにちは!えまです。プロフィールはこちら

前回の投稿にも記載した通り、別居の方向でいくことが決定したわたしと娘。

別居で離れてめでたしめでたし…でもなく、考えることは満載です。

別居に伴う費用負担は引越し費用や、車両の購入費用、実際住んでいる家の水道光熱費(2世帯だからメーター別なので)、実家へ入れるお金、新生活の家具家電準備費用などなど、金はいくらあってもかかりまくる状態。

当然こんなこと(別居)になったのはそもそも夫のせいなので、いくらかの費用は請求しようと考えます。

ほかにも、過去の婚姻費用(同居中)の不足分の清算や、今後の婚姻費用の金額も決めなくてはなりません。

でも、うちの夫の場合、私が貸した300万円の返済を一切せずに今に至るので、こちらとしても全く信用ができない状態。

そこで、すべての費用の清算や今後の費用の約束事を公正証書にまとめて作成したいと考えました。

同じように「別居をするけど、また揉めたくない」「お金のことをきちんとしたい」という方の参考になればと思います。

なぜ公正証書を作ろうと思ったか

きっかけは、夫の借金(任意整理)でした。
今後、月18万円の返済を7年間続けるという現実を知って、「この人に“口約束”だけで生活費を任せたら終わる」と思いました。

別居後に「言った・言わない」で揉めるのが目に見えていたので、
生活費(婚姻費用)や教育費、今後の支払い約束を文書化しておくために、公正証書を作ることを決意しました。

実際に盛り込んだ(盛り込みたい)項目一覧

1️⃣ 婚姻費用(生活費)の金額と支払い方法

  • 月○万円を、毎月○日までに指定口座へ振り込むこと。
  • 支払いが2か月滞った場合は、期限の利益を失い、一括請求が可能。
  • 物価上昇・収入変動により、将来見直し協議を行う旨も記載。

💬 ポイント:口座名義・支払日・振込方法を明記することが大切。
口約束だと「振り込んだつもり」「今月は無理」が必ず起きます。


2️⃣ 教育費・養育費に関する取り決め

  • 子どもの学費・塾代・制服代など、教育費は婚姻費用とは別枠で実費請求できる。
  • 高校・大学進学時の学費負担割合を定める(例:夫:妻=5:5)。
  • 歯科矯正や医療費など、特別支出も「合意の上で折半」と明記。

💬 私の場合:教育費を渋る傾向が強かったので、「実費負担」の文言は必須でした。


3️⃣ 借金・返済に関する約束

  • 妻への借金○○万円(例:生活費立替・車修理費・ご祝儀分など)は分割で返済。
  • 返済額・期日・振込先・遅延時の一括請求権を明記。
  • 任意整理の支払いを滞納した場合には、再協議・離婚も視野に入れる旨を記載。

★この項目が一番重要でした。
夫が「勝手に返済条件を変える」タイプだったので、公正証書内に勝手な変更は無効と入れました。

話し合い無しで夫婦の一方が物事を勝手に決めるなんて、普通はありえないけど、実際ウチの夫がそうなの。


4️⃣ 慰謝料・精神的損害の扱い

  • 現時点では請求を留保するが、将来離婚に至った場合は別途請求できる旨を明記。
  • 配偶者の不誠実な行動(借金の隠蔽、暴言など)に基づく慰謝料請求権を放棄しない。

💬 「婚姻継続中は請求しない」と書くことで、今は“揉めない形”にしつつ、
離婚時には再度請求できるようにしています。


5️⃣ 財産・家財・車などの扱い

  • 家具・家電は別居時点での所有者を明確化。
  • 車・保険・口座などの名義変更は、双方の合意で速やかに行う。
  • 新たな借入・ローンは、双方の同意なく行わない旨。

💬 特に車は「どちらがローンを払っているか」「名義は誰か」で揉めやすいので、明記しておくのが安全。


6️⃣ 連絡・面会・今後の協議ルール

  • 子どもとの面会や連絡は、事前連絡の上、月○回を限度とする。
  • 連絡はLINEやメール等に限定(記録が残るため)。
  • 相手が感情的・暴言的になった場合は、連絡を中断できる。

実際、LINEだと感情的なメッセージが残って心が削られるので、「メールのみ」「必要事項のみ」という形をルール化しました。

基本的には今までと同じです。

夫はそこまで娘に会いたいと主張しないので…(なんか複雑)


7️⃣ 強制執行認諾文言

  • 「支払いが滞った場合は、強制執行に服する」
    これが一番重要。つまり、裁判を経ずに差し押さえ可能になる文言です。
    支払い系の約束は、これを必ず入れておくべき。

給与や銀行口座の差し押さえをかけられます。


作って感じたこと

最初は「書類で縛るなんて冷たいかな」と思っていました。
でも、夫の借金やモラハラ気質、今までの言動(300万円の借金をうやむやにしようとしたり)を経験して、“信頼ではなく証拠で守る”ことの大切さを痛感しました。

口約束はその場しのぎでしかなく、相手が嘘をつけば終わり。
けれど、公正証書は法律の力で自分と子どもを守る盾になります。

給与を差し押さえかけられることになれば、嫌でも職場に知られてしまうから絶対に払わざるを得ない状況になります。


まとめ(我が家の場合)

項目内容ポイント
婚姻費用支払日・金額・振込方法滞納時は一括請求可
教育費実費・進学時負担割合子ども関連費は別枠
借金返済金額・方法・期日・滞納条項勝手な変更を無効化
慰謝料将来の離婚時に留保請求権放棄しない
財産分与家財・車・保険の扱い名義明確化
面会ルール回数・方法・暴言対策メール限定可
強制執行支払い滞納時の差押え公正証書の最大の効力

最後に

もしこの記事を読んで「私も公正証書を作ろうかな」と思ったら、一度「行政書士」または「公証役場」に相談してみてください。

作っておけば、“もう言い訳できない関係”が作れます。
私自身、公正証書を作った日から、ようやく「自分の人生を取り戻した」と思えました。

公正証書は決してやりすぎではないです。

自分と子供の将来・生活を守るために必要なのです。自分で作成できなければ、弁護士・行政書士などに相談しましょう。

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