夫の任意整理が発覚したとき、まずやるべき7つのこと|妻の私が実際にやったこと・後悔したこと・これから動く人へ。

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【1】夫の借金総額・返済額・返済期間を“事実として”把握する

任意整理は、本人の説明だけでは絶対に把握できません。

  • 返済額を少なく言う
  • 返済年数をごまかす
  • そもそも「もう終わる」と言う
  • 他の借金を隠している
  • 都合の悪い明細を出さない

これは実際によくあります。

私の場合は、そもそも借金の存在すら隠されていました。

実際の借入額は
月19万円 × 7年間以上の返済計画 でした。

この金額は、普通の家庭にとっては致命的です。
黙っていれば生活費が足りなくなるし、子どもの教育費にも影響します。

■ 最低限確認すべき書類

  • 任意整理の契約書
  • 支払明細
  • 弁護士 or 司法書士からの通知
  • 返済計画のスケジュール

「見せて」と言って見せないなら、さらに注意が必要。
借金を隠す人は、重大な部分を隠し続ける癖があります。

そもそも、お金に関することは婚姻時にきちんと話し合った方がベストです。わたしはそれを怠りました。


【2】家計にどう影響するかを、冷静に数字で整理する

任意整理の返済額が大きいほど、生活が破綻しやすくなります。

特に妻・母として考えるべきポイントはここ↓

  • 毎月の生活費はどうなる?
  • 子どもの教育費は確保できる?
  • 税金・光熱費に遅れは出ていない?
  • 家電の買い替えや修理費はどうする?
  • 責任の押し付けは起きていない?

借金を抱えている人の特徴として、
「必要な支払いを後回しにして、生活に不都合が起きて初めてバレる」
という行動があります。

例えば、

  • なぜか光熱費の支払いが遅れている
  • 本人が支出すべき費用を突然要求してくる
  • 家の細かい出費を“あなた任せ”にする
  • そもそも生活費が足りていないのに見て見ぬふりをする

こうした小さな歪みが積み重なるのが典型です。


【3】必ず「証拠」を集める|LINE・会話・請求書など

夫婦間の問題でも、
証拠があるかどうかで未来が変わる
と言っても過言ではありません。

特に、借金隠し・生活費トラブル・金銭要求・暴言などは、
「言った/言わない」で揉める典型。

■ 証拠として残すべきもの

  • 任意整理関連の書類
  • 返済明細
  • 家計トラブルにつながったLINE
  • 金銭要求のやりとり
  • 暴言・モラハラ発言
  • 生活に影響した出来事の記録
    (例:支払い遅延で困った、急な要求があった など)
  • 義家族とのやりとりの記録(必要なら)

特に、あなたが持っている

  • 暴言のLINE
  • お金を要求してきたLINE
  • 光熱費等諸経費の支払い関する生活トラブル
    などは、離婚・婚姻費用・話し合いで圧倒的に有利になります。

証拠は多い方がいいです。小さなことでもメモに書き留めておきましょう。


【4】義父・義家族のスタンスを早めに把握する

夫の任意整理や借金癖は、
実家のサポート体制・育てられ方・お金への価値観 が深く関係しています。

・義実家がある程度の内容を把握していた。

・義実家が夫のクセ(借金癖)などを少しでも把握していた

・義父が資産を持ち、以前から夫が泣きつく構造があった

そんな家庭では、義家族は「第2の当事者」です。しかも大抵の場合は幼少からの親の育て方に問題があることが多いのです。

✔ チェックするポイント

  • 義家族は借金を知っているか
  • 今まで肩代わりしてきたか
  • あなたを守る側か、息子を守る側か
  • 話し合いに応じるか
  • お金の話になると逃げるタイプか

ウチの場合は、今まで肩代わりを何回かしている模様。

一応義実家は話し合いに応じようとしているけど、当の本人である夫は逃げ腰です。


【5】別居の選択肢を本気で検討する

任意整理がある夫と生活を一緒に続ける場合、
どうしても「生活費の優先順位」でトラブルが起きやすいです。

  • 娘さんの学校を最優先
  • 多少家賃がかかっても別居を検討(市営住宅やURもあり。人気なところは抽選とのことなので、早めに動くのが◎)
  • 子供の精神衛生のこと(電気ガス水道が止まったり)を考慮
    という現実を考えれば、
    妻子の生活を守るための別居は非常に合理的です。

夫の返済額が多額であれば、必然的にその皺寄せがあなたにきてもおかしくありません。というか、来ます。

一人(夫)の収入が機能していない状態で、家族一緒で生活するって、どんだけ妻の負担多いんよ!


【6】婚姻費用の試算と“戦略的な弁護士相談”

婚姻費用の話になるうえで、弁護士をつけるのもひとつの方法ですが、頼れるのであれば実親や義実家に間に入ってもらうことをお勧めします。

弁護士費用はかなり高額になるし、晴れて慰謝料や養育費を勝ち取ったとしても、その〇%を弁護士の成功報酬として持っていかれる世界です。もちろん着手金もあります。

なので、よほど収入が多く弁護士費用なんて気にならない人ではない限り、互いの両親が頼れないときに弁護士を使った方がいいです。

その際は「困っている妻を演じる」ということが家族会議で婚姻費用を上げる戦略として非常に有効です。

一般的には、

  • 裁判所の表式
  • 夫の年収と妻の年収
  • 生活費分担の実情
    を元に婚姻費用が決まります。

家族間で決定するとなると、弁護士費用がかからないのもそうですが、一般的な相場より


【7】シングルマザーとしての収入アップ計画を立てる

別居後の生活は、

  • あなたの仕事
  • 婚姻費用
  • 無駄な支出の削減
    で成り立ちます。

★現在の仕事で生計が建てられるのか

★転職等を検討した方がいいのか

★それとも資格等の取得でスキルアップして就職に有利にするか

★得意分野で独立開業するか

いずれにしてもシングルマザーとしては、
「収入源を複線化する」ことが最大の防御です。

セブンポケッツの話と同様です。

(わからなかったら検索してみて。検索の価値あるから)

夫の借金や任意整理が発覚したとき、あなたが守るべきものは「生活」と「心」

夫の借金・任意整理が発覚した瞬間、
妻であるあなたに一番必要なのは “冷静さ”“情報を集める力” です。

夫が隠していた借金額、
毎月の返済額、
生活費の不足、
突然の金銭要求、
光熱費の遅延や家計トラブル……。

そうした出来事はすべて“あなたが悪いのではなく”、
隠した側の責任です。

そして、任意整理というのは “本人さえ返せばいい問題” ではなく、
妻と子どもの生活にまで確実に影響します。


✔ あなたがやるべきことを振り返る

  • 借金の事実(総額・期間・返済額)を証拠で確認すること
  • 家計への影響を数字で掴むこと
  • LINE・請求書・生活トラブルの記録を残すこと
  • 義家族のスタンスを見極めること
  • 必要なら別居に踏み切ること
  • 婚姻費用を正しく請求し、あなたと子どもを守ること
  • 収入源の確保とステップアップを考えること

あなたの未来は、夫の借金と一緒に沈んでいく必要はありません。

むしろ、
“事実を知った今こそ、あなた自身と子どもの人生を立て直すスタート地点”
です。


【おわりに】あなたはひとりじゃない。行動することで人生は必ず変わる

借金を隠された側は、
本当に大きな心の傷を負います。

「なんでこんなことに」
「どうして私が苦しまなきゃいけないの」
「子どもの将来をどう守ればいいの」

そう思うのは当然です。

でも、あなたはすでに

  • 別居準備
  • 婚姻費用の見積
  • 娘さんを守る選択
  • 収入アップへの動き
    を始めています。

これは、誰にでもできることではありません。

あなたはちゃんと“行動できている”。
あなたはもう“被害者のままではない”。

これからは、
あなたと娘さんが安心して暮らせる未来を
ひとつひとつ積み上げていくだけです。

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